一般に就職活動スタート時期は、大学3年生の12月から始まり、年が明けて企業の説明会や筆記試験、面接など採用選考が進んでいきます。就職活動の終了は、内定が取れるか、また取れた後も就活を続けるかによって変わってきます。
重要なことは「就職活動の準備期間は大学入学からが準備期間である」という認識です。
現在の大学に「学びたいことがあって大学を選んで入学した人」は、目的がはっきりしているでしょうから日々勉強に勤しんでいることと思います。
しかし、「大学にやりたいことを見つけに来た」「皆が大学に行くからとりあえず入学した」という方は、長所・短所を明確にするために、自ら様々なことにチャレンジし、「心が動かされる体験や経験」ができれば、職業選択の動機が見つかるかもしれません。
働く動機が自分の価値観に直結していれば長い職業生活の中でも自分で自分を動機づけしやすくなります。
職業の動機となる心動かされる体験や経験は「自ら決断して行動すること・継続して行動すること」以外に方法はありません。
・何かをやろうやろうと思っていたけれど、何となく3年間を過ごしてしまった・・・
・あまり人とかかわりなく過ごしてしまった・・・
・決まった人としかかかわらなかった・・・
・アルバイトに熱中して授業にあまり出席しなかった・・・
・授業には出ていたけれど、深く追究して学ぼうとしなかった・・・
というように、受け身で学生生活を過ごしてしまうことです。
このようなことにならないように、「計画」を立てること「時間を管理すること」「改善すること」を習慣づけましょう。これは仕事の基本行動である(Plan・Do・Check・Actionサイクル)に直結しています。
また、当然のことながら、それを実行できるモチベーションが維持できる健康の状態(基本的な生活習慣の管理ができている)であることはいうまでもありません。
就職を決定するために、企業側から大学生活については100%聞かれます。そのため、どのような経験をしておくとよいか一例を紹介します。
・計画を実行・継続が難しかったときに、どのようにして実行・継続したのか。
・難しい勉強を理解するためにどのように勉強し、どのような評価を得たのか。
・ボランティア活動を始めるきっかけとその活動から何を体験し、どのようなことをしてどのように成長(その後の考えや行動が変わった)したのか。
・サークル活動や部活動を通してどんなことがあって、目的を達成するためにどんな努力をしたのか。
・アルバイトでどのような場面や人との関わりの中で何があって、どのように行動したのか。そこから何を得たのか。
上記の例にあるように、なんとなく学生生活を送ったというよりも、困難なことや上手くいかない出来事があって、それにどう対処して、その人はどう感じる人で、どう成長したのかが、就職を決定するための活動に必要な材料となります。
就職活動の準備期に、これらを意識して行動し記録に残しておきましょう。
仕事で必要な性格とは、もともとの性格を問題にしているのではなく、例えば「飽き性でなにも続かない」という人が、そうならないように日頃どう努力して飽きないように物事に取り組んだかとか、感情が顔に出てしまう人が、対人関係を通して、どうコントロールできるようになったのという性格です。
ですから、大学1年生に入ったばかりに性格診断ツールを使用した自己理解をするのはナンセンスです。性格診断は、自分の大学時代の課題を見つけるために使用するもので、どう自分が成長したか、ある程度の時期を経て検証するために使用するのであればよいでしょう。